お薬手帳は有用だがコストで差が

「お薬手帳断れば20円安い」Twitterで拡散、医療従事者から戸惑いの声 – Business Media誠によれば、今年4月の診察報酬改定で、薬を処方する際の「薬剤服用歴管理指導料」が従来では410円だったのが、今回の改定で手帳が不要な人には70円減額した340円へとなり、保険診療では20円減額されるということになる。このことがTwitterなどのSNSで広まり、薬局でもお薬手帳を断るケースが増えているという。

今回の改定で少しでも処方料を安くしたいためにお薬手帳を断るという方法を取れるようになったといったところだろう。例として月に2回処方してもらっている場合は、お薬手帳を断るか否かで薬剤服用歴管理指導料が1年で20(円)x24(回)=480円の差が開くというような感じである。

個人的にはこれは独自に薬の服用履歴をつけているといった感じで何らかの代替策をとっている場合を除けば好ましいとは言えない。というのは、薬の処方歴が手元にあることによって万一別の病気あるいは災害などに遭遇した時に、医療機関にとっては重要な情報源の一つとなり、薬の飲み合わせ問題を回避できるようになるからである。

近年ではオンラインでお薬手帳のシステムが出るようになった。情報漏洩などセキュリティー面やプライバシー上の懸念はあるものの、お薬手帳がなくても、オンラインにデータがあれば薬の処方歴がわかるようになるものと考えられる。とはいえ、これについては普及状況などの面では不透明感が否めない。

コストととるのか、安心をとるのかを考えた上でお薬手帳を断るのか否かを考えるのが望ましいと言えるだろう。

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