極端に長いコードはなぜダメなのか

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諸事情で実装ファイルだけで1ファイル10,000行近くにも達するような長いコードを触ったのだが、正直なところ触るのも躊躇うようなコードだった。業務の関係上、改修しなければならないのだが、通常はそれに達するまでに何らかの対策を取るのが好ましいだろう。

なぜ極端に長いコードがダメなのだろうか、以下に述べてみたい。

まず、リファクタリングなど修正時の検索が困難になる点である。適度な長さのコードであれば、見つけたいコードを検索する時でも少ない回数に抑えられるのが、極端に長いコードだと検索に手間取る可能性が高くなる。また、可読性に悪影響を与える可能性も否定できない。

また、エディターに不具合を及ぼす可読性が比較的高くなることも懸念される。ファイルは基本的に長ければ長いほどファイルを開くのにメモリーを必要とする。この際にメモリー不足になる可読性も若干高くなる。

上記を考えれば、必要以上に長いコードにならないようにしたいところである。CやC++であれば、ヘッダーファイルはひとつにして、系統ごとに実装ファイルを分けることも可能であろう。Javaでは1クラス1ファイルの原則があるが、この場合はクラスを分割する方法が考えられる。

いずれにしても、他の人が修正しやすいように極端に長いコードは書かないようにしよう。

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