El Capitanで日本語入力システムのライブ変換システムは最初は戸惑うが・・・

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OS X El Capitanが日本時間の10月1日未明にリリースされたが、日本語入力システムのシステムに大きな変更が加えられた。デフォルトの設定では一部のテキストフォームを除けば入力中に自動的に変換される仕組みに変更されたのである。これはちゃんと正しい形で変換されていれば入力効率が向上して、文字入力の効率がかなり上がるのだが、誤変換されてしまった時の修正が結構面倒になりそうである。

アップル側ではOS X El Capitanにおいて新しい日本語入力方式が使えるようになるとアナウンスされていたが、一番の大きな変更は入力中に自動的に変換されるライブ変換システムとのことだったようである。ライブ変換システムでは文字の入力の最中にも自動的に漢字やカタカナなどに変換されて、スペースキーなどによる変換の煩雑さを軽減する狙いがあるように見受けられる。

しかしながら、新機能の宿命からか、操作感覚的にはこれまでの方式からかなり異なるものとなっており、 ((慣れの問題もあるのだろうが)) 現時点ではキーレスポンスの低下を招いてしまっているのと、突然変換されてしまうことで思わず「えっ!?」と思ってしまうような状況だった。

この記事はEl Capitanにアップグレードした直後でライブ変換システムを使用して記事を執筆してみたのだが、全体的には誤変換もほとんどなく、概ね意図した通りに文章が変換してくれたが、時折キーレスポンスが低下することがあり、誤入力につながることも往々にしてあった。

このライブ変換機能だが、おそらく今までの入力方式に慣れ親しんだユーザーにとってはかなり戸惑うものであるため、Macユーザーでも相当数はライブ変換機能を無効にすることが見込まれると考えるのは私だけだろうか?

とはいえ、実際に使ってみると、時折発生するキーレスポンスの低下での誤入力の誘発する可能性があるという点は望ましくないが、誤変換は思った以上に少ないので、ある程度慣れればちゃんと使えるんじゃないかなと考えている。

ちなみに、ライブ変換機能は無効にすることも可能である。OS Xのメニューバーの「A」とか「あ」とかが表示されている項目をクリックして、「ライブ変換」の項目 ((英語表示の場合は「Live Conversion」)) のチェックマークを外せばライブ変換が無効化されて、Yosemite以前の日本語入力方式に戻せる。とはいえ、個人的にはこれを機に新しい入力方式に慣れてみてはいかがだろうか?

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