『Canabalt』レビュー

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

今回はリリースされてからかなり期間が経っているが、Canabaltのレビューを行いたい。なお、今回はiOS版をベースにレビューをする。

ゲームの内容

このゲームは、主人公となって走ることとジャンプすることを使い分けて逃走劇を繰り広げるという内容のゲームだが、実際には終わりはなく、どこまで遠くまで駆け抜けることができるかが目的となる。

スマートフォン版では画面タップでジャンプすることが可能で、基本的にはこれを使って建物などを飛び移る。

ゲーム内ではギミックがあり、建物の屋上、看板、室内 ((窓に飛び込む必要があり、失敗するとゲームオーバー)) 、Iビーム、巨大な何か、爆弾などがあり、画面下まで転落あるいは爆弾に触れるとゲームオーバーである。なお、壁にぶつかったり、窓に飛び込むのに失敗した場合、必ず転落する。

箱や家具などの障害物はぶつかってもスピードダウンするだけだが、スピードが落ちすぎると飛び移れなくなってしまう一方、自動的にスピードアップするため、うまく障害物にぶつかって調節する必要がある。

iOS版では以下のステージがある。

  • Origin – 通常のゲーム
  • Invasion – 巨大な何かがよく落ちる
  • Defenestration – 室内を駆け抜けるシーンが多く、窓に飛び込むための丁寧な操作が必要
  • Bomberdment – 爆弾がよく落ちる
  • Purity – 障害物や特殊なギミックがほとんどない
  • Fractured – 倒壊ビルが多い
  • Box Tripper – 箱などの減速する障害物が多数置かれている
  • Panic – 加速のペースが非常に早い
  • Leap of Faith – ビルなどの建物が見えない。鳥のいる場所を見て飛び移る必要がある。

感想

白黒のレトロなグラフィックと脱出劇の緊迫感を煽るBGMが何とも危機的状況の雰囲気を醸し出しており、ゲームの雰囲気はなかなかシリアスなものとなっている。

操作性は概ねよく、タッチだけというシンプルな操作でゲームを進められるという気軽さがある。

一方、ゲーム内容の割にアプリの価格がかなり高く(2016年2月28日現在で360円)、その点が残念なところである。

最後に

このゲームはレトロな雰囲気の中で繰り広げられる希望のない逃走劇という何とも言えないゲームだが、シンプルな操作でどこまでいけるかという楽しさは持ち合わせている、なかなかオススメなゲームである。ただ、いかんせん高いのが残念だが。

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