マイクロソフトによるXamarin買収でC#がアツくなるのか?

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Xamarinがマイクロソフトに買収されたでも取り上げたとおり、マイクロソフトによるXamarin買収で、今後のプログラミングをめぐる環境もかなり変わってくる可能性が高まっている。特にC#のクロスプラットフォーム展開に大きなアプローチが加えられたことで、C#の重要性も高まってくるものと考えられる。

もともと、C#は、.NET Frameworkでももっとも重要な位置に立つ言語で、おそらくは.NET Frameworkとの親和性ももっとも高いものと考えられる。一方で、基本的には.NET Frameworkを使うことが前提の言語 ((この立ち位置としては、OS XやiOSにおけるCocoa Frameworkをメインに扱うObjective-CやSwiftに近い)) だったため、当初は基本的にWindows専用というイメージが強かった。

一方で、XamarinのベースとなったMonoプロジェクトの発足により、クロスプラットフォーム間で.NET Frameworkを使うという試みも進められており、それはUnityという有名なゲームエンジンでも採用されるほどにまで定着したものとなった。

このマイクロソフトによるXamarin買収とそれに伴うライセンス変更によって、個人用途あるいは小規模チーム、オープンソース開発者にとっては無償かつほぼ制限なしで利用できるという恩恵が得られることによって、クロスプラットフォーム開発におけるC#の優位性がかなり高まることが想定される。

したがって、もしかしたらスマートフォンアプリ開発でメインとなる言語はObjective-CでもSwiftでもJavaでもなく、C#になるということもあるのかもしれない。

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