いきなり実機のOSを入れ替えるのは危険

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現在ではPCのスペック自体も向上しており、仮想PCも同時に2〜3台は問題なく動かせるものも少なくなってきた。それを考えると、実際のPCにOSを入れ替える作業というものがリスキーであることがより顕著であることがうかがえるようになった。

まず、実際のPCにOSを入れ替えるメリットとしては、ハードウェアの性能を最大限に引き出せること、これは特にリアルタイム性が求められるゲームをプレイするときには絶対必須条件とも言えるものである。

しかしながら、(インストールの仕方にもよるのだが)ストレージの内容を削除するという問題があるため、バックアップなどをちゃんと取らないと、取り返しのつかないことになってしまうという可能性もある。

一方、仮想PCではPC内のデータとして仮想マシンとストレージを作成して実行するという形式のため、いらなくなったら削除、(ストレージなどの劣化を除けば)PCに悪影響を及ぼすリスクは比較的少ない。

仮想PCではどうしても性能上オーバーヘッドなどが発生してしまって動作速度が遅くなってしまうという問題がある。特にゲームでは顕著になるため、どちらかというとオフィスソフトなどの使用など、用途が少々限られてしまうというところが難しいところである。とはいえ、近年では性能の向上により、比較的重い作業もこなせるようになって言えるため、だいたいのことはできると言っても問題ないだろう。

これらのメリット・デメリットを考えた時、いきなり実機にOSを入れ替えるようなことはしないほうが良いだろう。まずは仮想PCを使って動作をチェック、本気で実機で動かしたい時に実機にインストールというほうが良いだろう。

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