メールのエンコードはどうすべきか

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およそ10年くらい前までは、日本語のメールを送信するときは、エンコードはISO-2022-JP(JISコード)で送るべきという不文律があり、多くのメーラーでも日本語のメールを送信するときはデフォルトではJISコードで送られるように設定されていた。では今日ではどうすべきだろうか?私なりに書いてみたい。

私の場合は、基本的には以下のエンコードを使えばいいと考えている。

  • 日本語を使っている: ISO-2022-JP
  • 英語のみ: US-ASCII
  • 複数の言語が入り混じっている: UTF-8

もともと、ISO-2022-JPおよびUS-ASCIIも7ビットの数値及びその組み合わせて文字を表現しているもので、比較的古いメール転送サーバーでもほぼ問題なくできるものである。一方、UTF-8では8ビット数値及びその組み合わせで文字を表現している。古いメール転送サーバーによっては、8ビットのデータの1ビット分を切り捨ててしまうかもしれないという問題もあり、対策が必要だった。

今日では多言語環境も整っており、メールクライアント、メールサーバー共に8ビット単位のデータを送れるようになっている。仮にメール転送サーバーが7ビット分のデータしか扱えない場合でもクライアントが対策を行うということも可能になっている。従って、今日では日本語のメールをUTF-8で送っても基本点には問題にならないだろう。

メールを取り巻く環境は変わっており、昔はダメだった文字も今日では問題ないと言えるものも増えている。とはいえ、メールを送信する際は、どの環境でも問題なく読めるようにすることが求められるだろう。

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