プレミアムフライデーのマズさ

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さて、2017年2月から、月末最後の金曜日は午後3時に仕事を終えることを推奨するという取り組みだが、個人的には無意味どころか却って有害なものになりかねないものと考えている。

まず、これは職業にもよるが、月末月初は報告書や請求書等の作成や給与計算といった、事務作業が集中するからである。これでは、この多忙な時期に大迷惑な状態でしかない。

実際にプレミアムフライデーを導入する予定のない企業はすでに過半数を占めており ((cf: プレミアムフライデー、「導入予定なし」が55% – ITmedia)) 、最終的には80〜90%の企業は導入しないだろう。

個人的にはこのような小手先のことではなく、もっと踏み込んだ改革が必要であると考える。

例えば、ワークシェアリングの実行や労働者の流動性を高める方向での制度改革、賃金制度の見直しなどの改革が挙げられる。

これらは、現在の日本の企業文化に対して大変革をもたらしうるものも少なくないが、働き方の改革を考えた場合、これまでの日本の企業文化への見直しは必要だろう。

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