90Xiシリーズが出てから10年以上経過していたのか

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

2004年は、ドコモの携帯電話シリーズで一つの節目があった。900iシリーズが登場したことである。これは第三世代(3G)の携帯電話にあたるFOMAが大きく普及したきっかけとなっている。

FOMAは、2001年に2Gにあたるmova ((当初は1Gに相当するアナログ形式のmovaがあったため、「デジタル・ムーバ」と呼称していた)) の後継として、初代となる2101V/2001が登場した。しかしながら、登場当初ということもあり、対応エリアが狭かったこと、movaと比較して高いマシンスペックを要求していたことなどから、電池の持ちの悪さや筐体の大きさから不評を買ってしまった。その後、「新FOMA」と呼ばれる2051V、2102Vシリーズが登場して筐体の大きさや電池の持ちは改善され、利用者も増え始めた。

本格的な普及としては、900iシリーズから始まった。これは、一般向けとして50Xiシリーズの機能の多くを引き継ぎ、さらに拡張させたもので、型番ルールもmovaの上位という位置をアピールした。

その後、2005年には廉価版に当たる700iシリーズを発表、2008年以降の型番ルール変更までこの路線が続けられていた。

現在ではスマートフォンの普及、およびフィーチャーフォンでもAndroid化がなされていることでFOMAもその全盛期の時代に生まれたコンテンツの多くも忘れ去られた存在になりつつあるが、今とは違った新鮮さがあったという点は懐かしく思っている。

タイトルとURLをコピーしました