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2014年4月に発覚して大きな騒動になっているOpenSSLの一部のバージョン(1.0.1)に含まれている「壊滅的」とまで言われていて「ハートブリード」(Heartbleed)と呼ばれるバグだが、これは2011年に協力者から提供されたパッチに含まれていて、OpenSSLのプロジェクトがそのバグに気付かぬまま2012年にver.1.0.1として公開、今年の3月終わり頃になってから報告されたものである。
これによってHeartbeatsを有効にした1.0.1〜1.0.1fまでのOpenSSLに影響があり、サーバーの秘密鍵やユーザーのセッション情報やパスワードを盗み出せてしまうという壊滅的に危険な状態になってしまう。
1.0.1g以降 ((Linuxディストリビューションによっては独自の対策がとられたバージョンも含む)) あるいはHeartbeatsを無効にしたものは影響を受けないとされている。
複数の企業のデータから個人情報が不正に読み取られた状態にあるため、さらなる被害が出ないように、OpenSSL利用者にはバージョンアップあるいはHeartbeatsを無効化したバイナリーに差し替えるなどの対策が求められる。
なお、当方の環境では対策済みのバージョンになっていた。
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