RHEL 8.3をネットワークインストールしようとしたらコケた

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

最近『CentOS Linuxの終了は影響が大きい』でも言及を行っている通り、The CentOS Projectが方針転換でRHELのダウンストリームのCentOS Linux ((下流、CentOS LinuxはRHELの同バージョンのソースコードを元に商標や商用パッケージなどを除去したものをビルド、配信したものである)) を終了、アップストリームのCentOS Stream ((上流、CentOS StreamではFedoraで行われた開発成果を取り込み、その開発成果をRHELにフィードバックする、ある種のRHELの先行版の立ち位置を持つ)) へと一本化したことをめぐって紛糾が続いているが、そのCentOSの元となったRHELのライセンスが変わって、開発者対象に16台まで利用可能になったとのこと ((cf. New Year, new Red Hat Enterprise Linux programs: Easier ways to access RHEL – Red Hat Blog)) なので、試しに触っている状態である。その中で仮想環境にインストールした時に問題があったので、それについて書いてみたい。

今回、私が直面した問題は、以下の環境下でネットワークインストールしようとすると、「不明なエラー」が発生してインストールが不完全なままで終わってしまうことである。

  • ホストOS: macOS Big Sur Version 11.2 (x86_64)
  • Macモデル: MacBook Pro (15inch, 2019)
  • 仮想環境: VMware Fusion Player 12.1.0

このエラーはRHELのインストール途中で発生している模様で、問題が発生すると回避不能となる模様で、どうすることもできないようである。インストールメディアをネットワークからDVDに切り替えた場合は問題なくインストールできたので、ネットワークインストールで使用する際のデータ類が壊れているのかもしれない。

なお、インストール自体はFedoraやCentOSとほとんど同じだが、商用のGNU/Linuxディストリビューションとしてサブスクリプションの登録項目が追加しているという差異がある。

インストールもできたので、少しずつ触ってみたいと考えている。

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