『ITで散見される「責任逃れのサービス」 』(ITmedia)の記事よれば、2016年1月12日に各Windowsごとに最新バージョン以外のInternet Explorerのサポートを打ち切ることを題材としてIT関連において「責任逃れのサービスになってないか」という警鐘ともとれる記事を読んだ。
当記事でいう「責任逃れのサービス」とは、おそらくはレガシーな環境を使い続ける ((今となっては少数の)) ユーザーのために手厚いサポートを継続することをさしているのだろうか?そうであれば脆弱性が発見されても修正されないことによって、セキュリティー的には危険であり、故に長期的に見れば損失につながる可能性があり、そのことをもって決して利用者のためにはならないということを言っているようである。
なお、『なぜサポートが終了した Web ブラウザーを使うと危険なのか?』(monoe’s blog)にもそのような言及を確認できた。
当方のブログではAOSSL ((Always On SSL、常時SSLという意味で、ウェブサイト全体をSSLで暗号化する手法)) 化に伴って、その設定により、Windows XP/Internet Explorer 8環境下では閲覧できない状態だが、セキュリティー面を考えれば妥当とはいえそう。
とはいえ、この方法はレガシーな環境を容赦なく切り捨てることでもあるため、必ずしも最適解とはいえない。その点のさじ加減はサービスによっても変わってきそうだ。
ITのサービスを考える時、利便性とセキュリティーのバランスには気をつけたいところである。
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