Windows 7の延長サポート終了までおよそ3年

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Windowsの中でも最も長命の部類に入っていたWindows XPの延長サポートはすでに終わっており、Vistaの延長サポートも2017年4月に終わりを迎える今日この頃。現在多くの人が使っているであろうWindows 7も3年後には延長サポートを終える。

Windows 7は2009年にリリースしたOSで、Windows Vistaの後継に当たる ((このことはカーネルのバージョンにも反映されており、VistaではNT6.0に対し、7ではNT6.1となっている)) 。

全体的には失敗作として扱われることの多いWindows Vistaにおける課題点を解消する形で改良が加えられていること、Vistaが登場した2006年と比較して、グラフィックチップの性能向上やメインメモリーの増加、マルチコアCPUなどの充実などハードウェア面においてVistaを快適に動作させられるだけの性能を満たすPCが充実したことも影響して、比較的評価の高いものとなっている。

一方でWindows 8で採用されたModern UI及びWindowsストアおよびそれに伴う操作系変更に対して否定的なユーザーが少なくなかったこともあって、Windows 8および8.1登場後もWindows 7を使い続けるユーザーは少なくなかった。特にWindows 8.xではWindowsストアアプリはフルスクリーン固定でデスクトップ利用には不便だった ((Windows 10ではデスクトップアプリのように使えるなどの改良がなされた)) 。

現行のWindows 10は2015年7月に登場、1年間はWindows 7以降のユーザーを対象に無償アップグレードが展開されたが、2017年1月現在でもまだ7を抜くには至っていない。

さて、個人的にはWindows 10へのアップグレードはできるうちに行うのが望ましいと考えている。Windows 10ではライセンスや設定にもよるが、定期的なアップデートが必要で、それによるコストはかかるものの、サポート期間終了後もWindows 7を使い続けることによるリスクの方が大きいからである。

あるいは、用途によってはGNU/Linuxシステムを使うということも候補に挙げられるだろう。こちらはある程度のセキュリティーやコンピューターの知識あるいはその習得する姿勢が求められるが、選択肢としては十分と言える。

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