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Mozillaは2017年3月7日にFirefox 52をリリース、新たに一般利用者向けウェブブラウザとしては初めてWebAssemblyを有効化したという。このWebAssemblyは、バイナリーコードを使うことでリッチコンテンツをより高速に動作させる、あるいは使用する言語の制約を大きく緩和することができるという。
今日において、Webのリッチコンテンツを動かす技術としてはJavaScriptが依然として使われており、技術革新とマシンパワーの向上によってかなり高速化しているが、ブラウザーのJavaScriptエンジンによもよるが、その特性上、それには限界があったという。
WebAssemblyでは主要ブラウザーで動作可能なバイナリーコードを使うことで、対応していれば高パフォーマンスで動作させることができると言われている。
その他にも、これまでリッチコンテンツを作成するのにJavaScriptしか選択肢がなかった部分でも、WebAssembly導入によって、コンパイル可能であればCやC++をはじめとした、ネイティヴ向けの言語が使えるようになるというそうである。
まだWebAssemblyは一般的に使える状況にはなっていないが、パフォーマンスを求められるような場合に試してみるのは良さそうだ。
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