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『東京メトロ、ミサイル発射時の停止基準を「Jアラート」に』(ITmedia)の記事によれば、東京地下鉄(東京メトロ)は、北朝鮮のミサイル発射実験に伴う運行停止ルールを変更、従来の報道とJアラートの併用としていたものをJアラートに変更するとのことである。
4月29日早朝に行われた北朝鮮のミサイル発射したとの報道を受け、一時運転を見合わせた。なお、Jアラートは作動せず、ミサイル発射は失敗したとのことである。運転見合わせによる社会影響の大きさと他社の同行にあわせてのルール変更とのことである。
本件は、乗客の安全に関わることであり、万一の事態に備える必要があるということと、そのための運用をどうするのかという難しさが出てしまったと考えられる。
本件に限らず、地震や津波などの自然災害や戦争といった有事に備えることは必要であるが、それでもなお影響を最小限に食い止めることは決して容易ではない。また、その対策が場合によっては裏目に出てしまうことさえある。
4月29日の運転見合わせについては、報道で運行停止を判断してしまったことで、結果的には過剰反応の状態になってしまった。
こういったことも踏まえながら、安全の確保をしっかりと行いつつ、いかにして悪影響を防ぐ、あるいは軽減するのかも考える必要があるのかもしれない。
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