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『「WannaCry」感染の98%は「Windows 7」で「XP」はほぼゼロ』(ITmedia NEWS)によると、ロシアのKaspersky Labのグローバルリサーチ担当ディレクター、コスティン・ライウ氏が自身のツイッターアカウントでバージョン別感染率グラフを発表したとのことである。
当該記事によれば、WannaCryに感染したPCの98%が延長サポートフェーズ期間中のWindows 7で、6割強が64ビット版、3割強が32ビット版だったとのことである。
Windows 7ではまだ延長サポートフェーズの段階にあり、WannaCryのセキュリティーパッチはWannaCryが猛威を振るうようになった2ヶ月前にはすでに配布されていた。Windows XPにおいては猛威を振るった直後に修正パッチをリリースしている。
今回のWannaCryの被害に遭ったユーザーのほとんどがセキュリティーパッチを適用していなかったということになり、このことはたとえサポート期間中のOSであっても、しっかりとセキュリティーパッチを適用しないと大損害のリスクが大幅に高まるということを物語っている。
それにしても、意外にもWindows XPでの感染例がほとんど聞かれなかったのが意外である。
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