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2014年4月1日より消費税増税に伴い、鉄道会社では運賃の値上げ、JR東日本及び首都圏を中心とした私鉄及びバス会社などではICカード利用に限って1円単位の運賃が導入されてから、3年がすでに経過した。一方で、首都圏以外においては1円単位の運賃が導入されているという話は聞かない。それにはどういうことが考えられるのだろうか?
首都圏においては、IC乗車券の普及率が8割に達しており ((『鉄道・バス、値上げに地域差 首都圏は「二重運賃」 国交省、消費増税分を認可』- 日本経済新聞)) 、事実上、ほとんどの人がSuicaまたはPASMOなどを使っているということになる。こういった経緯もあり、現金とICカードにおいては、釣り銭などの扱いの利便性の違いから、二重運賃が導入されたという。
一方、JR東日本及び首都圏以外においては、首都圏と比較してIC乗車券の普及率が高かったとは言い難い部分があり、長らく磁気式乗車券が根強い状態が続いていたとのことで、二重運賃では不公平感が出るという問題が大きかったこともあり、10円単位運賃で統一されたとのことである。
とはいえ、最近では関西エリアにおいてスルッとKANSAIのサービスが2018年1月31日で終了するなど、IC乗車券の普及に力をいて入れていて、それが進められている部分もあるようだ。
今後、他地方で1円単位の運賃が導入されるようになるのかは不明だが、さらなる利便性向上に期待したい。
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