スマートフォンアプリのクラッシュレポートツールとしてしばしばFabric Crashlyticsを使っているのだが、時折クラッシュレポートが作成できないのか、Crashlytics側が解析できないのかは知らないが、Crashlyticsに上がらないタイプのクラッシュを見かけるように見られる。
Fabric Crashlyticsは、アプリクラッシュは発生した時にクラッシュレポートが作成された後、再起動時にクラッシュレポートを自動的に送信して、ウェブ上で管理できるというツールである。
なお、クラッシュ発生時のレポート送信は、チュートリアルに従って、Crashlyticsの設定をすることで利用可能である。また、クラッシュだけではなく、任意の場所でnon-fatalエラーを報告するということも可能である。この時は処理を実行しながら報告できる。
これらを利用して、クラッシュやエラーの原因を特定、修正に参考になるツールであると言える。
さて、基本的には上記の通りなのだが、時折対応に困るバグがある時がある。
例えば、クラッシュしたクラス名はわかるがどこでクラッシュが発生したのかが不明瞭なもの、レポートは送信されるが全く参考ならないもの、外部ライブラリーやフレームワークに起因するバグで手を出せないもの、そもそもCrashlyticsにリストされてないと考えられるものなどがある。
こういった場合は結局、調査しなければならないのだが、ヒントが少ないものほど対応が難しい。
多くの場合、かなり助かっているのだが、こういうところではまだ完全とはいえないので、されに強力なものへなっていくことを期待したい。
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