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『FLASH & THE FUTURE OF INTERACTIVE CONTENT』(Adobe)によれば、Adobe Flashは2020年を目処に終了する方針を発表した。これにより、20年以上にわたりウェブ上で使われていたリッチコンテンツの規格にピリオドが打たれることになる。
Adobe Flashは、元々はフューチャーウェーブ・ソフトウェアが開発していたソフトウェア「FutureSplash」を、マクロメディア社が会社ごと買収したことで、「Macromedia Flash」としたことが始まりで、その後、アドビ社による買収で「Adobe Flash」と改められながらも、引き続き広く使われていた。
今日においては、2010年代より急速に普及し始めたスマートフォン・タブレット上では完全にHTML5に置き換えられ、PCにおいても依然としては広く使われているものの、利用頻度はかなり低下している。
2016年に入ってからは、オーサリングツールのソフトウェア「Adobe Flash Professional」の名称を「Adobe Animate」に変更するなど、アドビ社においても、Flashからの脱脚が始まりつつあるところは伺えた。
このAdobe Flashの終了の発表により、長きにわたってウェブを支え続けた「Adobe Flash」もついに終わりを迎えるのかということをしみじみ思っている一方、事実上の後継となる技術もだいぶ揃いつつあるので、HTML5等への移行作業が求められるだろう。
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