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色々あって、Swift Package Managerを触ってみたのだが、思ったよりも不親切な部分があり、CocoaPodsやCarthageと共存させるのは難しそうな感じだった。
Swift Package ManagerはSwiftアプリ開発用のパッケージ管理ツールだが、先行するCocoaPodsやCarthageとは違い、サードパーティではないパッケージ管理ツール、かつ非macOSでも使用可能というのが大きな違いとのことで、サーバーサイドで使われる可能性があるという。
ということもあってか、CocoaPodsとCarthageは、まずプロジェクトを作ってからそれぞれ使用するパッケージを定義、インストールするという手順で、それぞれが競合しないようになっている。
一方で、Swift Package Managerは、基本的にコマンドラインで初期化、インストールするパッケージを定義して、必要なパッケージをインストールしてからプロジェクトを作成というフローになっているようで、CocoaPodsやCarthageと併用するのはかなり厳しそうである。
こういうこともあり、macOSアプリやiOSアプリなどのように、GUIかつAppleのOSに特化したものを開発する場合には分が悪い部分があるため、引き続きCocoaPodsやCarthageを使ったほうがよさそうだ。Swift Package Managerが力を発揮するのはクロスプラットフォームの方のようだから。
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