AMD Ryzen Threadripperが8月10日発売だが、その装着方法がかなり独特的かつ事故が起こらないように配慮されているようであるとのことである。
『久しぶりにPC自作を思う存分に楽しめた「Ryzen Threadripper」の開封から装着までを写真と動画でご紹介』(PC Watch)において、Ryzen Threadripperのレビュワーズキットを使ってではあるが、Ryzen Threadripperの装着方法の動画及び説明・考察が書かれている。
当該記事及び動画を見て、個人的にはインテルのCPUと比べると、かなりCPUの装着時に事故が起きないように随分配慮がされているという印象を持った。インテルのCPUでは、LGA775(Pentium 4)の頃からソケット方式としてLGAが採用されているが ((Land Grid Array、今回取り上げているRyzen Threadripperのほか、インテルのデスクトップ/サーバー向けCPUのほぼ全て、及びAMDのサーバー向けCPUで採用されている方式で、マザーボード側のピンにCPUの電極を接触させることで接続する。)) 、インテル社のCPUでは慎重にCPUを載せる必要があり、慎重な扱いを特に求められていたが、Ryzen Threadripperでは、ガイドレールが採用され、それを利用することで、慎重な扱いを求められることには変わりはないが、その扱いがかなりしやすくなったと考えられる。
AMDのCPUでは、現行のRyzen ((Threadripperシリーズを除く)) も含めて、デスクトップ用のCPUでは一部を除き、ながらくPGA ((Pin Grid Array、CPU側にピンがあり、それをマザーボード側のソケットにはめ込んで接続する方式)) が使われているが、このThreadripperでは珍しいLGAソケットを採用したCPUであると言える。特に高価なモデルということもあり、思わぬ事故を防ぐような配慮がされているという点ではなかなか利用者を考えているとも言えるだろう。
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