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RubyとPythonを学習する – はじめてのプログラミングでは、「Hello,world」を表示するプログラムを作った。今回は、RubyとPythonで簡単な計算を行うプログラムを作ってみたい。
加減乗除と計算のルール
プログラミング言語における加減乗除のルールは、一部の例外を除き、どの言語でも統一されている。したがって、もし以下の記事を読んでいるのであれば、基本的にはそれに従うということで問題ない。
上記の記事をおさらいすると、以下のようになる。
計算記号
算数・数学における計算記号 | Ruby・Pythonにおける計算記号 |
---|---|
+ | + |
− | – |
× | * |
÷ | / ((ただし、Python 3においては、「/」で除算を行った場合は、整数で割り切れない場合は小数点数となる。整数とする場合は「//」となる。)) |
計算のルール
- 計算の優先度は乗算・除算が優先度が高く、その計算が終わった後に加算・減算がおこなわれる。
- ただし、カッコが含まれていた場合は、カッコの中の計算を先に行う。
- Rubyにおいては、整数同士の計算で除算時に整数に割り切れない場合、小数点以下は切り捨てられる。
- Python 3においては、「/」での除算の場合は、整数に割り切れない場合は小数点数になる。小数点以下を切り捨てる場合は「//」とする。
サンプルコードおよび結果
Ruby
puts(3 + 5) # 3 + 5
puts(7 - 3) # 7 ー 3
puts(3 * 5) # 3 × 5
puts(5 / 2) # 5 ÷ 2
puts(3 + 4 * 12 - 6 / 3) # 3 + 4 × 12 − 6 ÷ 3
puts(3 + 12 * (4 + 2) - 9 / (6 - 2)) # 3 + 12 × (4 + 2) − 8 ÷ (6 − 2)
出力結果 (Ruby)
8
4
15
2
49
73
Python 3
※ 除算時に整数で割り切れない場合は小数点数にする場合。Rubyと同様の結果にする場合は、「/」を「//」に置き換える。
print(3 + 5) # 3 + 5
print(7 - 3) # 7 ー 3
print(3 * 5) # 3 × 5
print(5 / 2) # 5 ÷ 2
print(3 + 4 * 12 - 6 / 3) # 3 + 4 × 12 − 6 ÷ 3
print(3 + 12 * (4 + 2) - 9 / (6 - 2)) # 3 + 12 × (4 + 2) − 8 ÷ (6 − 2)
出力結果 (Python 3)
8
4
15
2.5
49.0
72.75
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