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今日、日本においては往々にして「無償奉仕」の意味で「ボランティア」という語が用いられているが、これは本来の意味から乖離が生じている。実際のところ、これで問題になっていることも少なくない。ここでは、ボランティアの本来の意味についても含めて、軽く持論を述べてみたい。
「ボランティア」(volunteer)とは、「志願兵」という意味で、これは自発的に参加するという意味が強く、対義語としてはdraft(徴集兵)が挙げられる。
したがって、最も重要となるのは自発性であり、報酬の有無は二の次であるが、「無償の奉仕活動がボランティアである」という認識を持っている人が少なくないことから、これを巡ってトラブルになることが多い。
また、本来の意味から真っ向から対立する「強制参加」のものもあるという。これは、もはやボランティアではないが、しばしばこれにもボランティアの語が使われているという。
本来、ボランティアは志願兵の意味で、あくまで自発的な活動であるということが重要視されるが、日本においては自発性が蔑ろにされているという問題を抱えている。この状況を変えるのは決して容易いことではないが、啓蒙していくことが重要になるのだろう。
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