PCを選ぶときは目的を考える

今日においては、多くのことをスマートフォンやタブレットでできるようになり、デスクトップPCはおろかノートPCすら使う機会のない人も増えつつあるという。その中でPCを使うとなると、スマートフォンやタブレットではできない、あるいは著しく不便になる場合に使うということも少なくないだろう。そこでここではこれからPCを使う人向けに、PCを選ぶ時のちょっとした目安などを書いてみたい。

デスクトップPCかノートPCか

PCでは大きく分けてデスクトップPCとノートPCがある。デスクトップPCはデスクの上などに置いて持ち運びを想定しないPCで、パーツの交換が比較的容易で拡張性やメンテナンス性にすぐれるという特徴がある。ノートPCはノートのような形状の小型のPCで、持ち運びができるという特徴がある。一部にはキーボードが着脱可能でタブレットとしても使える「2in1」も存在する。

今日では主流はノートPCであり、これは持ち運びが可能であるということも大きいと言える。デスクトップPCはビジネス用途やノートPCでは性能が不足する用途などとなる傾向にあるようだ。

ノートPCでは大きさに注意

ノートPCでは筐体の大きさに違いがある。これによって、画面サイズや、場合によってはキーボードのサイズまで違ってくる場合もあるので、用途に応じて気をつけた方が良いだろう。筐体サイズが大きくなると性能は高いが持ち運びしづらく、小さくなると持ち運びはしやすいが性能が低くなる傾向にある。

携帯性と機能面のバランスが良くて売れ筋が多いのが13インチワイドディスプレイのもので、多くの場合はそれを選べばよいだろう。あまり持ち運びをしないで大画面にしたいのであれば15インチ以上のものを選び、携帯性重視なら12インチ台あるいはそれ以下のものを選ぶと良いだろう。

CPUはコア数とスレッド数をみると良い

CPUはコア数とスレッド数を見て選ぶのが良いだろう。近年ではコア数/スレッド数に違いを持たせている傾向にあるからである。CPUはコア数やスレッド数が多ければ多いほど複数の処理を効率よく行えるようになり、性能が良くなるといわれている。

クロック周波数はCPUの動作速度をあらわすもので、その数値が高いほど性能が高い。今日ではターボブースト機能を持っているものが多く、通常時のクロック周波数とターボブースト時のクロック周波数が違うものも多いので、参考にするとよいだろう。

IntelならCore i5/7/9あたり、AMDならRyzen 5/7あたりを選べば必要十分だろう。

メインメモリーは最低8GBは必要

メインメモリーは最低でも8GBは積まないとならないだろう。近年のPCでは、比較的豊富なメインメモリー容量をうまく使って速度を上げようとする傾向にあり、メインメモリーが少ないと動作に支障が出るほどパフォーマンスに影響が出るからである。

ブラウザで多数のタブやウィンドウを使いながらオフィススイートで書類を書いたり、あるいはその他の作業をするといった使い方になると、さらにメインメモリーを使うので16GBは必要になる。ゲーム用途でも16GBはあった方が良いだろう。

さらに動画編集や仮想化などが絡んでくると、16GBでも不足し、32GBが要求されることはあるが、16GBでも不足するというのは特殊な状況と考えた方が良いだろう。

ストレージはSSDとHDDがある

ストレージはデータを保存するために使われるもので、SSDとHDDがある。

SSDはフラッシュROMを使った半導体メモリーで、読み出し速度が早いという特徴がある。可動部もないので衝撃にも比較的強いが、書き換えするごとに劣化する性質上、通常使う分にはほとんど問題にならないものの書き換え回数制限がある特徴がある。

HDDはハードディスクドライブとも呼ばれ、中に硬い円盤があり、磁気としてデータが保存されている。HDDは大容量で書き換え回数もSSDより多いが、読み出し速度が遅く衝撃に弱い。

ノートPCならSSDがおすすめである。デスクトップPCではOS部分などシステムやアプリはSSD、書類などのデータはHDDというような使い方を考えると良いだろう。

容量については、無難なラインとなると、SSDなら256GB以上あればあまり問題になることはないだろう。HDDについては1TB以上あれば、動画などの巨大なファイルを大量に保存するとかでなければ問題ないだろう。

GPU

GPUはグラフィック周りを制御するチップで、多くの場合はCPUと統合されているか(iGPU)、CPUとは独立して(dGPU)組み込まれている。iGPUと比較してdGPUの方が性能が高い。

ウェブブラウジングや書類作成だけなら気にしなくても問題ないが、3DゲームやCG用途などになると、dGPUでないと性能不足となってしまう場合もある。

iGPUでは、当然ながらIntelのCPUならIntel社の、AMD社のAPUならAMD社のGPUが搭載されている。

dGPUで有名どころというと、NVIDIA社のGeForceシリーズやAMD社のRadeonシリーズだろう。利用者の多さではGeForceに分があるが、熱心なRadeonファンも少なくない。

近年では外付けのGPU(eGPU)もあり、費用とと知識さえあれば、柔軟に運用することも不可能ではない。

最後に

今日ではPCでできたことの多くがスマートフォンやタブレットでできるようになり、PCの必要性も下がりつつあるが、それでもPCが必要になるケースは依然としてある。しかしながら、その場合はある程度の前情報がないと問題になることも少なくないので、用途を考えることが大事になってくる。

今回はちょっとした目安だが、実際にPCを購入するときはしっかり考えて選ぶと良いだろう。

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