近年、生成AIをはじめ、AI分野が進んでいる今日この頃だが、その中でもAI機能を動作させるための半導体分野では実質的にNVIDIAが一人勝ち状態になっているという。これは、2007年に登場したCUDAによるGPGPU技術が登場、有名になったことで、ディープラーニング分野や仮想通貨分野のブームを支えた存在になったといわれる。
NVIDIAは1993年の登場当初はグラフィックスチップを開発・販売する企業として設立し、1999年に発売された「GeForce 256」から始まる、今に続く一般向けGPUブランドの「GeForce」シリーズで有名になる。
GeForceシリーズは当初はゲーム向けのGPUとしての立ち位置が強かったが、2006年に登場したGeForce 8シリーズからCUDAに対応、2007年からCUDA SDKが提供開始となったことで、GPGPUが利用可能になったことで普及が始まり、後にGPGPUが仮想通貨分野やAI分野に応用された下地になったといわれている。
『NVIDIAの死角とは? AI半導体シェア70〜95%、粗利益率78%が意味するもの』(ニューズフロント)によれば、AI分野の半導体シェアのほとんどを占め、収益源もゲーム市場よりもデータセンター市場が大きいといわれている。今後もNVIDIAの業績が上がる見通しといわれている。
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