「生徒も『プリントの方がいい』と言います」 佐賀県の授業用タブレット問題、現場から伝えたブログ終了 – ITmediaニュースによれば、佐賀県ICT利活用教育の現場報告というブログが閉鎖されるとになったとのこと。2014年5月14日(JST)現在ではブログの情報は残っているものの、いずれは完全に削除されるとのことである。
当方もブログに目を通してみたところ、PCやタブレットなどを使って授業を行ったときの問題点等が語られており、学校での教育とICTの利活用の面でまだ多くの問題が残っていることが伺える。
個人的に見たところ、PCと紙媒体のそれぞれの利点や欠点を理解した上で、それを活かした利用法がまだ確立できていないものと感じられた。特になんでもタブレットやPCですませようとしているのではないのかという印象があった。
傾向的には紙媒体は情報量に限りはあるものの、(破かれたりして読めないというような状態になっていない限りは)半永久的にデータを残せる、あるいはすぐに書いたりしてちょっとしたメモであれば紙媒体の方が簡便であるという点で未だに利点が大きいと考えられる。
一方、PCやタブレットでは大量のデータを小型の端末あるいはネットに保持してそれを引き出せるという点では利点なのだが、(充電式ならともかく)電池が切れてしまった場合は使えないのと、ちょっとしたメモを取り出すのに時間がかかってしまうものと考えられる。
まだ学校教育においてのICT利活用において問題点が山積みと考えられるものの、個人的には紙媒体とICTの利点と欠点を把握して、効率的に行えるようになることを期待する。
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