未だに10台に1台はWindows XP

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Win10増加もWindows全体のシェアは減少 – 10月OSシェア(マイナビニュース)によれば、2015年10月のOSシェアはWindows 10は増加しているも、Windows全体のシェアは減少、増加しているのはOS Xとのことであった。ただ、個人的に問題視しているのは、未だにWindows XPが10%を超えていることである。

なぜ問題なのか

まず大前提として、Windows XPは2014年4月9日(日本時間)をもって、延長サポートを含めて完全にサポートが終了している状態である ((cf: Windows XP のサポートを終了させていただきました。(マイクロソフト) )) 。これは、仮にセキュリティーホールが発見された場合でも、それに対抗する修正プログラムが提供されないということであり、それを悪用されたら、対抗することができないということである。

その脆弱性のある状態にあるPCが10台に1台という状態にあるのは、延長サポートを含めてサポートが行われている環境への移行が完全には進んでおらず、移行時のコストや互換性などの面で遅々として進んでいないところが少なくないということが考えられる。

対策方法はあるのか

個人的には極力最新バージョンを使うのが最適だと考えているが、現実問題として、使っているソフトウェアやハードウェアが対応していない場合があることを考えると、問題は簡単には解決しない。

これは開発者としての考えなのだが、基本的には現在のOSのバージョンべったりの実装方法ではなく、次のOSに対応できるように、常に対応を行えるようにしていきたいものである。特にメジャーアップデート版となるOSについては、プレビュー版が出た段階から対応できるように準備するということもかなり重要なのではないのかと考えている。

最後に

未だにサポートの切れたXPユーザーが1割前後という状態を見て、正直不安が残るものの、この期に是非とも最新の環境に移行して安全性を確保してもらいたいところである。

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