リンクフリーも死語になりつつある?

いつの間にか「リンクフリー」という単語が(あることにはあるが)死語になりつつあるようだ。情報の発信方法がウェブスペースあるいはサーバーを立ち上げて、あるいは借りてウェブページをアップロードする方式が主流だった10〜15年ほど前と比べると今は(特に個人レベルでは)SNSを使うのが主流になっているようだ。

さて、「リンクフリー」という言葉だが、これは「自由に自サイトにリンクして良い」という意味である1 。ウェブの特性を考えるとわざわざそれを表明すること自体がばかげているが、日本のウェブ事情からできた言葉であるとも言える。

当時の日本のウェブにおいては以下のような理由から、リンクする際には事前承認あるいは事後報告を要求する、あるいはディープリンクを拒否するサイトが少なくなかった2

  • 承認なきリンクは著作権侵害と誤解していた3
  • 一定数のサイト運営者がウェブサイトを家としてとらえており、ディープリンクは裏口から侵入するようなものと考えていた
  • 誹謗中傷を目的としたリンクへの警戒心

なお、リンクの自由の問題においては当時からしばしば議論になっており、時には宗教的な論争になることもあった。

今日においては、SNSが主流になったというのもあるのか、以前と比べるとリンクの自由に関する関心も薄れているように見える。あるいは別の問題として変わっていったのかもしれないが・・・。

リンクは基本的に自由だが、しっかりと参照として相応しいものにしたいものである。

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  1. ただし、実際にはトップページ以外へのリンクを拒絶したり、事後報告を要求したりする例があるという矛盾も少なくない []
  2. 今日でも少なくないが、当時ほどではないと考えられる []
  3. 第三者の作品をあたかも自分が作ったかのように見せるリンクの貼り方など、リンクの仕方によっては著作権侵害になる場合があるが、常識の範囲内においては「引用」以前の「参照」にあたり、通常著作権侵害とはならない []
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