メモリーを増設しただけで快適になるパターンは割とある

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PCに詳しくない人はわかりづらいのかもしれないが、PCのメモリーを増設しただけでかなり快適になるケースは往々にしてある。特に、今使っているPCが重いと感じた時はメモリーを増設あるいは交換してみるというのも検討すると良いだろう。

PCにおいては、一般にメインメモリーと呼ばれる起動している間はデータを保持、高速でデータをやり取りする「主記憶装置」と、一般にHDDあるいはSSD(ここでは総称して「ストレージ」と呼称する)と呼ばれるデータを永続的に保持する「補助記憶装置」がそれぞれデータのやり取りなどで使われている。

基本的にはメインメモリーは起動している間のデータの保持に使われており、そこから高速にデータの読み書きを行っているのだが ((一方でストレージは永続させるデータを保存させる)) 、メインメモリーには限りがあり、メインメモリーでは扱いきれないほどのデータのやり取りを行う場合は、ストレージにデータを保持させなければならなくなる ((スワップあるいはページングファイルなど)) 。こういった状態になると、本来メインメモリーでやり取りするようなデータもストレージでやり取りをしなければならなくなり、その際はメインメモリーと比較して極めて低速なデータのやり取りしか行えなくなるため、パフォーマンスが大幅に低下してしまう。

上記のことから、メインメモリーを増設することによって、ストレージをメモリーとして扱う必要性な機会が大幅に少なくなり、動作が快適になる可能性があるということである。

もし、動作が重たいと感じた時、一旦システムプロパティーを確認してみよう。そこで、メインメモリーのサイズが1GBとか2GBとかだったらメインメモリーのサイズが少ないと思われるので、増設あるいは交換を検討すると良いだろう。なお、ちゃんとメモリーの増設あるいは交換ができるのか、他にもどのメモリーを使えばいいのかを確認し、実際に交換する時は安全に気をつけて慎重に行うのが重要になる。もし壊れたとしても自己責任になってしまうので要注意である。

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