私ももうiOSアプリのエンジニアをやって5年目、間もなく6年めになりかかっている今日この頃だが、個人的には普段使っている開発環境としてはそれほど尖ったものを使っているわけではないようだ。もちろん、快適な開発環境であることは求められることには求められるのだが、必要最低条件でなければ、問題になることはそこまで多くないからである。
私が普段使っている開発環境
さて、私が普段使っている開発環境は以下のとおりである。私の場合は、主にiOSアプリエンジニアであるが、部分的にはそれ以外のところも触ることがあるので、それを踏まえて説明したい。
ハードウェア
主に使っているハードウェアは、MacBook Pro Retinaディスプレイモデルの15インチ版である。20万〜30万もするかなり高額なハードウェアだが、クァッドコアのCPU、16GBのメモリー、SSDなど性能面では申し分ないのが特徴である。
ソフトウェア
統合開発環境
主に使っている統合開発環境はXcodeである。これは当然ではあるのだが。設定としては、行番号とページガイドラインを有効にしており、それ以外はデフォルトのままにしているといった状態である。iOSのアプリ開発であればこれで必要十分だったりする。
それに加え、Androidのアプリ開発でAndroid Studio、Xamarinアプリの開発ならXamarin Studio、それ以外のウェブ系などの開発でEclipse IDEを使い分けているという状態である。ちなみに、Windowsの開発にはVisual Studioも使っている。
テキストエディター
私の場合は、あまりテキストエディターにはこだわりがないが、普段使っているのはCotEditor、Xcode、Vimである。Windows環境ではそれらに加えてEmEditorも使っている。
バージョン管理ツール
私の場合は、主にSourceTreeとコマンドラインのGit、Subversionを使い分けている。基本的には視覚的にわかりやすいSourceTreeを使っているが、それでは限界のある操作を行う場合にコマンドライン版のGit、Subversionの出番である。
その他
他には以下のツールを使っている。
- Homebrew
- Pandoc
- OpenSSH
- Microsoft Office 2016
- Adobe Creative Cloud
- Jenkins
- VMWare Fusion
- Docker
- その他
所感
私の場合は、割とスタンダードなツール、あるいはそれなりに知られたツール類を使う傾向にあるようだ。必要であれば特殊なツールを使ったり、コマンドラインで処理を行うことはするし、生産性が向上することがはっきりしていれば積極的に導入するが、そうでもないのに、わざわざ特殊なツールを使うメリットを感じることはないこと、変なものを使って情報共有がなされないと本末転倒になることと認識しているからであろうか。
最後に
今回は私の場合の開発環境について書いてみた。エンジニアによっても考え方は人それぞれなのでなんとも言えない部分はあるが、私の場合は割とスタンダードなツールを使っている傾向にあるので、そういう意味では物足りないと感じる人も少なくないかもしれないだろう。
ただ、開発はあくまで手段であって目的ではないので、生産性を向上させるにはどうしたらいいのかを優先させるべきではなかろうか?
ウェブマスター。本ブログでITを中心にいろいろな情報や意見などを提供しています。主にスマートフォン向けアプリやウェブアプリの開発を携わっています。ご用の方はコメントかコンタクトフォームにて。