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『止まらないC言語の下落 – 12月言語ランキング』(マイナビニュース)によれば、C言語の話題に上がることが相対的に下落、PHPやJavaScriptなどのウェブアプリで使われるような言語や、Swiftといった新興のスマホアプリの言語が相対的に上がっている。
さて、C言語はもともとUNIXというオペレーティングシステムの移植性を高めるために開発された言語で、基本的にシステムよりな記述が行えるようになっている。例えば、C++やObjective-CなどのC言語の発展言語を除けば基本的に使われることのなるポインターなどが挙げられる。そのため、C言語はかなり痒い所に手が届く言語であるとはいえる。
とはいえ、近年のウェブアプリやスマホアプリにおいては、こういった機能を使うことはない。むしろ開発の工数を削減するためにフレームワークやライブラリーなどを有効に使う傾向にあり、C言語においてはその点での充実度があったとはいえず、今日においても他の言語と比較すると、貧弱ではある。
また、その性質上、ウェブアプリに向いているとはいえず、近年のウェブアプリの普及を考えると言及されなくなったというのは致し方ないとは言える。
もっとも、C言語やC++には、ネイティブで高速に動作させることができるという利点はあるので、当面の間は使われるだろう。
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