ApacheからIISまたはnginxへの移行が進んでいる?

Apacheとnginxの逆転も見えてきた – 12月Webサーバ調査』(マイナビニュース)によれば、長らくウェブサーバーソフトウェアとして長らく主流の位置に立っていたApache HTTP Serverのシェアが急落、Microsoft Internet Information Service(IIS)にその座を明け渡し、さらにはnginxに逆転される可能性もあるという。もしかしたらウェブサーバーソフトウェアにおける変化となるのかもしれない。ここではそれぞれのソフトウェアについて説明してみたい。

Apache HTTP Server

Apache HTTP Serverは、初のウェブサーバーであるCERN HTTPdに続き、二番目の初めてCGIに対応したNCSA HTTPdの開発が放置状態になっていたのをApacheプロジェクトが引き継いだことから始まったものである(現在はNCSA HTTPd時代のコードは含まれていない)。

その歴史は長く、1995年に最初のバージョンがリリースされた。その後放置状態になった後、1999年にユーザーの1人がメーリングリストを立ち上げ、のちにApacheソフトウェア財団になったという。

長らく使われて来たウェブサーバーソフトウェアだけあって、バージョンにもよるものの安定性は優れており、機能も豊富にある。一方で静的ファイルを扱う際などのパフォーマンスは後述のnginxに劣る部分もあるという。

Microsoft IIS

Microsoft Internet Information Service(IIS)は、マイクロソフトよりWindows NT 3.51のアドオンとして提供、Windows NT 4.0よりNT系のWindowsに標準で搭載されている。

通常はサーバー向けのOSであるWindows Serverをホストとして使うが、IIS自体は機能制限はあるもののWindows 10などでも使える。

マイクロソフトの製品だけあって、ASP.NETなどの親和性が高く、これらを使う場合は強みになる。

nginx

nginxは、近年話題になっていて、着実にシェアを伸ばしているウェブサーバーソフトウェアである。

シンプルな設定ファイル、静的ファイルや同時リクエストなどに対する優れたパフォーマンス、ロードバランシングやリバースプロキシ機能など、シンプルながら必要十分の機能を備えている。

ただし、PHPなどの動的コンテンツを扱う場合は、ApacheまたはPHP-FPMなどを併用する必要がある。

最後に

Apacheは長らく使われていたので、シェアを落としたのは意外だった。とはいえ、nginxとApacheでは設計思想が異なり、なおかつnginxの設計思想が今後のウェブに合致している可能性が高いことを考えるとそうなるのかもしれない。

IISのシェアが伸びているのは、Windows Serverが普及しているのか、あるいはクラウドサービスの影響なのだろうか?

今後のウェブサーバーの動向に注目したい。

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