PHP7を導入しようか検討中でも言及があったが、昨日夜に対応を完了した。小さなトラブルは散見されたが、概ねスムーズに完了できた。というわけで、私が行ったPHP5から7への移行方法をここで記述したい。
Dotdebリポジトリーの登録
まず、Dotdebリポジトリーを登録していなかったので、それを登録する作業から始まった。リポジトリー登録済みであればスキップで問題ない。
まずは、以下の内容を/etc/apt/sources.list
に追記する。
以下は「Debian 8 Jessie」の場合である。
# dotdeb
deb http://packages.dotdeb.org jessie all
deb-src http://packages.dotdeb.org jessie all
その後、以下のコマンドを入力してGPGキーを登録する。
$ wget http://www.dotdeb.org/dotdeb.gpg
$ sudo apt-key add dotdeb.gpg
PHP5のアンインストール
私の場合は、正確には順序が逆だったが、まずはPHP5をアンインストールする。インストールしていない場合はスキップ。
以下のコマンドでPHP5をアンインストールする。
$ sudo aptitude remove php5
なお、追加パッケージをインストールしている場合は、それもアンインストールする。例えば、php5-mysql, php5-curl, php5-cli php5-gdなどである。
PHP7のインストール
その後、以下のコマンドでPHP7をインストールする。
$ sudo aptitude update
$ sudo aptitude install php
上記ではバージョンを指定していないが、Dotdebリポジトリーを登録している場合は7.0がインストールされる。
WordPressをインストールする場合は、少なくともさらにphp-gd、php-mysql、php-curl、php-xml、php-commonも追加インストールが必要になるだろう ((これはインストールし忘れていても大体の場合はエラーメッセージで確認できる)) 。
上記で、ひとまず利用可能になるだろう。
最後に
ようやくPHP 7.0への乗り換えが完了したわけだが、今のところ使用感としてはそこまで変わったところはないみたいで、気持ち早くなったかな?という程度である。
とはいえ、これでWordPressの推奨環境になったので、ひとまずはこれで進めてみようと考えている。
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