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2017年3月3日にAMDより「Ryzen」が発売された。これはAMD FXシリーズなどで採用されたBulldozerアーキテクチャーの後継となる「Zen」アーキテクチャーを採用したCPUで、今回発売されたRyzen 7シリーズでは8コア16スレッドとなっている。
『「Ryzen 7 1700」は高コスパな8コアCPUとなりえるか?』(PC Watch)によれば、Ryzen 7シリーズの最下位モデル1700でもベンチマークの種類にもよるが、いくつかの項目ではCore i7-7700Kを大幅に上回るベンチマーク成績を叩き出し、エンスージアスト向けのCore i7-5960Xにも対抗できるベンチマーク結果があったほどである。
当該記事を確認した限り、Ryzenシリーズは依然としてゲーム用途などシングルスレッドの性能が求められる場面では強いとはいえないものの、マルチスレッドにおいてはRyzenシリーズはかなり得意なようである。
ようやくAMDもインテルのCore i7シリーズに十分対抗できるCPUが登場したことにより、インテルにとってはプレッシャーになるのは十分考えられるだろう。
なお、今後、Zenアーキテクチャーを採用したサーバー向けCPUの登場が予定されているとのことで、もしかしたらZenアーキテクチャーの強みはサーバーで大きく発揮されるのかもしれない。
いずれにしてもコストパフォーマンスの優れたCPUで、事実上インテルに値下げを迫るほどというのを考えると、買って損はなさそうである。
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