メルカリにおける現金・電子マネー出品問題について考える

フリマアプリ「メルカリ」において、現金を額面以上の金額で出品されていたことを受けて、現行紙幣の出品が禁止、その後はSuicaをはじめとした電子マネーが出品、現時点では希少価値の比較的高い記念品を除き削除されているといったいたちごっこの状態が続いている。この件について私論を述べてみたい。

メルカリに相次ぐ現金・チャージ済みSuicaの出品——違反商品の監視を強化へ』(TechChrunch Japan)によれば、記念硬貨といった、過去の希少価値の高い紙幣や硬貨の取引は可能だったが、現行の貨幣でもエラー硬貨や2000円札をはじめとした希少価値の高いものを出品したいという要望を受けて、2017年2月14日から現行の貨幣も出品可能になったというが、当初の想定外の現金を額面以上の金額で出品するということが行われたため、トラブル防止のために再度現行貨幣の出品禁止になったとのことである。

その後、高額チャージ済みのSuicaをはじめとした電子マネー類を出品するという事態となり、これらも希少価値の高い記念カードの出品を目的としたものを除けば削除されるようになっているといった、いたちごっこの状態が続いている。

それにしても、個人的にはわざわざ額面以上の金額を出して、現金を購入するということが理解に苦しむところである。エラー硬貨や旧札、あるいは記念カードといった、希少価値の高いものを手に入れたいというのならともかく、これらの行為はクレジットカードのショッピング枠を現金にしたい「クレジットカード現金化」、あるいは不法行為で得た現金をあたかも正当な方法で得たかのように見せかける「資金洗浄(マネー・ロンダリング)」を目的としているように見受けられるのは致し方ないだろう。

なお、クレジットカード現金化は法的懸念のみならず、クレジットカード会社の利用規約で禁止されている行為であり、カードの停止、強制退会、債務の請求といった厳しい処分が課されることになるため、絶対に行ってはならない。

今回の件で、カネをめぐる社会の闇の深さを改めて知らされることになった一方で、これに対処するのは相当難しそうなことなのかなと考えていたりする。

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