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『アクセルと踏み間違えない「左ブレーキ」が、普及しない理由』(ITmediaビジネス)の記事で、アクセルとブレーキを踏み間違えて事故を起こすといった事態を防ぐものとして「左足ブレーキ」とそれが普及しない理由について書かれている。
当該記事においては、以下のようなことが書かれていた。
- 「左足ブレーキ」であれば、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故は理論上起こらないことから、一部のドライバーで踏み間違い対策として使われている
- AT車の普及でこのタイプの事故が増えている
- 1980〜1990年代には左足ブレーキの考え方が出ていた
- MT車とAT車が混在し、操作系が混乱しかねないことが左足ブレーキの普及しない理由の一つ
- 「安全運転サポート車」制度の利権絡みが普及を妨げている大きな問題となっていると考えられる
左足ブレーキ自体は一部から提唱されているが、多数要因から普及が進まないようである。
当方も右足でアクセルとブレーキを使っており、左足ブレーキは行なっていないものの、踏み間違い防止策としては合理的なように見られる。
ただし、これは従来の運転方法から運転の仕方を変えなければならず、混乱を招くおそれがある。特にMT車を運転している人には厳しいものになる。また、左右の判断が困難な人には不適切で、別の対策法が必要になる。
他にも、アクセルとブレーキを両方おもいっきり踏んでしまった時に別の事故を発生させてしまう危険性もあり、必ずしも万人に推奨できるものではないと考えられる。
なお、今日においては、F1においては左足ブレーキが主流になっているとのことである。もっとも、これは安全対策ではなく、レースを高速で走るための技術であるが。
こうしたこともあり、アクセルとブレーキの踏み間違い防止策としては左足ブレーキはそれなりに有用であるものの、別の課題もあり、導入は自己責任となってしまう。
究極的にはどんなに気をつけてもヒューマンエラーはゼロにはできないため、万一それが発生しても吸収できるようにしていくようにしていくことが求められると考えている。
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