挙動でバグの原因を特定できるか

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

アプリ開発ではバグはつきもので、どこでバグが発生しているのか、その原因は何か、どうやって修正すればいいのかを調査して、対応を行う必要がある。さて、アプリ開発でもある程度慣れると、どこで不具合が発生して、何が原因なのかを挙動を見ただけれある程度推測できるようになるような感覚になるが、実際にはどうなのだろうか?

アプリ開発においては、今日ではかなり強力なフレームワークやライブラリーを使用することが普通になっており、実際にはかなり複雑な処理を簡潔にかけるようになっている。従って、フレームワークやライブラリーをうまく使っていく上では、規模の大きさにもよるが、ある程度は複雑さを回避することができる。

また、今日ではオブジェクト指向プログラミングの概念が強く、小さなプログラムのパーツの組み合わせで全体のアプリを作り上げていくという概念が強い。これをうまく活用していけば、メンテナンス性が向上する。

ただし、上記は挙動で原因の特定のしやすさには影響するものの、個人的には経験を重ねることで、ノウハウが蓄積されているというところが大きいと考えている。特にデバッグでは、いつ、どの部分で、何をして、何がおかしくなっているのか、その再現方法も含めて原因を究明する必要がある。その積み重ねで挙動を確認して、原因を探るヒントが増えていくということになる。そういう意味で、自分で書いたコードであれば、不具合が発生した時に、どの挙動が怪しいのかを記憶を頼りにある程度進めることができる。一方で、他人が書いたコードは外れる可能性は比較的高い。

挙動でバグの原因を探るのは、ノウハウを積んでいかないと、なかなか難しい他、それが間違えることがある。とはいえ、うまく使いこなしていけば、開発のスピードは上がるかもしれないだろう。

タイトルとURLをコピーしました