9月に入ってから、AMDよりSocket AM4対応のAPUが発売 ((『AM4対応APU「Bristol Ridge」こと「A12-9800E」と「A10-9700E」が発売』 – ASCII.jp))、さらにはRyzen PROが出荷された ((『AMD、ビジネス向けCPU「Ryzen PRO」の出荷を開始 – DELL/HP/Lenovoから搭載PCが発表』 – マイナビニュース)) とのことである。2017年にZenアーキテクチャーベースのRyzenを投入してから、AMDの攻勢が続いている。
AM4対応のAPUは、コードネーム「Bristol Ridge」として呼ばれていたAPUで、これは、APUとGPUが統合した製品である。アーキテクチャーとしてはZenアーキテクチャーの前の世代に当たるExcavatorアーキテクチャーを採用している。比較的古い世代のアーキテクチャーを採用したAPUで、Socket AM4を採用した初のAPUとしては一定の存在感はありうるが、本命のZen APUが待たれるところである。
一方、Ryzen PROは、Ryzenに「GuardMI」をはじめとした、セキュリティー機能を追加したビジネス向けCPUである。これによって企業で求められる高度なセキュリティー機能が投入されるようである。Ryzen PRO搭載PCはデル/レノボ/HPなどより発売されるとのことである。
まるでZenが登場するまでの苦節を乗り越えようとするような感じで攻勢に乗り出しているAMD、これからのCPUの競争が楽しみではある。
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