Twitterの文字数制限ルールが変更された

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Twitter社は、2017年11月08日(日本時間)、日本語・中国語・韓国語以外の言語において、文字数制限が従来の140文字から240文字に拡大、日本語・中国語・韓国語においては、文字数制限は140文字のままだが、アルファベットは0.5文字として扱われるようになった。これと同時に、残り文字数の表示が従来の数値による方法から、円形ゲージによる方法へと変わった。

今回の文字数制限ルールの緩和では、1文字あたりの情報量の多い日本語・中国語・韓国語を除くほぼ全ての言語において、文字数制限が従来の140文字から240文字に変更され、日本語・中国語・韓国語では140文字制限のままだがアルファベットなどは0.5文字として扱われるとのことである。

また、残り文字数カウントの方法が、従来では数値のみによる表示だったのが、円形ゲージと制限に近づいた時 ((英語等では残り20文字、日本語とうでは残り10文字)) に色が変わって数値が表示されるというものに変わった。

こちらで確認した限り、以下のルールが採用されているようである。

  • ウェブ版ではUIの言語設定、iOS版ではキーボードの言語設定によって残り文字数カウント表示ルールが変わる
  • 上記の設定によって、例えば英語であれば残り文字数280、日本語であれば140文字が文字数制限として扱う。
    • あるいは、実際の文字数制限は280だが、日本語等の時は2で割っているのだろうか?
  • その上で、280文字制限においては、『Unicode® Standard Annex #11』の「When mapping Unicode to non-East Asian legacy character encodings」の解釈をベースに、半角文字として割り当てられているものを1文字、それに該当しない文字は2文字として扱っているようである。
    • 従って、日本語などにおいて全角文字として扱われるギリシャ文字やキリル文字などは半角扱いとして1文字として扱われ、逆に半角文字として扱われている半角カタカナなどは全角扱いとして2文字として扱われている模様である。

今回の変更については、個人的には疑問に思うところがあり、文字数カウントの表示方法がゲージになったせいで、却って文字数制限がわかりづらくなってしまったということと、実害がないだろうと言っても、わざわざ複雑な文字数判定を導入したのかという点が疑問である。だったら、一律280文字に緩和しても問題なかっただろうにと考える部分はある。

賛否の分かれそうな文字数制限緩和とそれに伴うインターフェースの変更は、個人的には疑問の残るものではあるが、定着していくのだろうなと考えている。

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