メソポタミアの楔形文字について

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世界四大文明の1つであるメソポタミア文明においては、最も古い文字の1つである楔形文字が使われていたという。この楔形文字は、ある意味では漢字ににたような性質を持っていたようにも見える。

文字には大きく分けて以下の3種類の文字がある。

  • 表音文字
  • 表意文字
  • 表語文字

まず、表音文字は、発音を表す文字で、アルファベットや仮名文字、ハングル、アブジャド、アブギダが挙げられる。その文字単体においては意味が含まれることはない。多くの言語圏で使われている。

次に表意文字は、一つ一つの文字は意味を表している文字のことである。今日でのアラビアや数学記号、絵文字、顔文字などがある。漢字も表意文字に含まれるが、語や発音なども表していることから、表語文字に分類されるという。

この中で、楔形文字においては、当時のシュメール語等を表記するのに使われていた。この時はおもに表語文字として使われていて、やがて表音文字としても扱われるようになったという ((『シュメール文字 – 世界の文字』)) 。その後、アッカド語や古代ペルシア語などにも使われるようになったそうだ。

ちなみに、漢字においても、表音文字として扱うという手法はしばしば使われる。日本においては、万葉仮名が有名で、その後、仮名文字へと発展した。

表語文字が表音文字として扱われるようになるパターンは、結構あるのかもしれない。

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