マンガン乾電池は黒と赤だけではない

置き時計や壁掛け時計、テレビのリモコンなどで時折使われることのある乾電池、近年ではアルカリ乾電池、あるいはエネループなどのニッケル水素電池が多く使われているが、以前はマンガン乾電池が主流だった。なお、日本においてはマンガン乾電池というと黒か赤が主流であるが、ほかにもタイプがある。今回はそれについて書いて見たい。

マンガン乾電池は、1866年にジョルジュ・ルクランシェによって発明されたルクランシェ電池にルーツを持ち、その改良形として発展した乾電池である。構造としては正極には二酸化マンガンが、負極には亜鉛が、電解液には塩化亜鉛または塩化アンモニウム、集電として炭素棒が使われた、比較的シンプルな構造の電池である。

日本においては多くの分野でより性能の高いアルカリ乾電池や、充電の可能なニッケル水素電池に置き換えられているが、用途や地域によっては依然としてマンガン乾電池が使われているそうだ。

なお、マンガン乾電池にはいくつかのタイプがあり、日本においては黒が主流で、赤は以前はよく見かけたが、今日では見かけることが減っている。この2種類のほか、実際にはほかにも2種類のタイプがあり、計4種類のタイプのマンガン乾電池のタイプがある。

  • 緑(Standard) – 標準タイプ。現在の日本においては出回っていない。
  • 青(General Purpose) – 高容量タイプ。現在の日本においてはほとんど出回っていないが、一部で見かけることがある。
  • 赤(Heavy Duty) – 高出力タイプ。2000年代まではしばしば見かけたが、今日では見る機会が減っている。
  • 黒(Extra/Super Heavy Duty) – 超高出力タイプ。日本の一般向け市場において、マンガン乾電池の主流になっている。

今日では使われる機会が少なくなりつつあるものの、長きに渡って使われているマンガン乾電池、それもまた相当奥の深いものになっているのだろう。

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