プログラミング言語は非常に多岐にわたり、用途や分野に応じて使い分ける必要がある。その中で、初めてプログラミングを始めるとなったときに多くの人が悩むであろうこととして、「どのプログラミング言語から始めればいいのか」というのが挙げられるだろう。ここではそれについて書いて見たい。
好きな言語を選べば良い
もし、あなたが教養の一環としてプログラミングを習得するのであれば、好きな言語から始めれば良い。というのも、プログラミング言語を一つ習得すれば、他の言語に移った場合でも、その学習したことの多くが応用できるからである。
実際の業務で習得する必要が迫られた場合は、その言語を習得することが最優先だが、その上でも他の言語を習得する上で必要になる要素は身につくので、そこまで気にする必要はない。
とはいえ、これは、自ら積極的に学習するということが絶対条件になるので、受身の姿勢では絶対に習得できないだろう。
情報の多い言語は習得しやすい
もっとも、これでは無責任すぎるので、当方が個人的にお勧めする言語をいくつか書いてみたい。
JavaScript
JavaScriptは、おそらく今日ではもっとも利用されていると言われているプログラミング言語であり、元々はWebページの動的制御を行なっていたのが、発展がめざましく、今日ではNode.jsをはじめとしたバックグラウンドでも使われるに至っている。
利用範囲の広さから、学習すべきことが多いものの、使いこなせれば、大きな活躍が見込まれるだろう。
Java
Javaは、Androidアプリから業務用システムまで、非常に広範囲にわたって使われているプログラミング言語である。Javaの特徴は、Java Virutal Machineと呼ばれる仮想環境で、それさえあればどの環境でも動作するというのが特徴である。
近年では同環境上で動くScalaやKotlinも登場していることにより、言語自体の注目度はやや落ちているかもしれないが、重要度は依然として高いと言える。
Ruby
Matzことまつもとゆきひろ氏が開発した、日本発祥のプログラミング言語である。今日ではRuby on Railsとしてウェブ分野を中心に、スタートアップ企業を中心に大きな支持を受けている。
Objective-C/Swift
Objective-Cは、C言語にSmalltalkベースのオブジェクト指向システムを組み合わせる形で開発された言語で、文法はかなり独特だが、読みやすく使いやすい言語であると言える。今日ではmacOSやiOSアプリの開発で使われる。
Swiftは、Appleが開発した言語で、C言語の構文のないObjective-Cともいうべき代物で、柔軟で簡潔な書き方ができるようになっている。
他にも、PythonやC#をはじめとした多岐にわたる言語があるので、ぜひとも調べながら学習して見てはいかがだろうか?
なお、C言語やC++は言語の特性から、かなり敷居が高いので、敬遠されがちではあるが、使いこなせるようになると強みになるので、学習したい方はぜひとも学習しよう。
とはいえ、正直なところ、プログラミング言語はアプリを作るための手段にすぎないので、必要に応じて言語を使い分けたり、あるいは場合によっては混在させるということも多い。従って、必要異常に学習することはないけれど、必要に応じて使い分けられるようにしたい。
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