RAMとROMは何が違うの?

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最近は、コンピューターの発展とともにあまりRAMやROMを意識することはなくなり、何それというひとも少なくなっている。とはいえ、今日でもRAMやROMは使われており、是非とも気をつけた方が良い場合も多いため、今回はそれらについて説明したい。

はじめに、RAMは、Random Access Memoryの略で、任意の領域に自由に読み書きの行えるメモリーで、コンピューターの処理において、一時的に情報を保存するのに使われる。主記憶装置あるいはメインメモリーとも呼ばれ、なおかつ電源を切るとデータが消失することから、揮発性メモリーとも呼ばれる。

一方、ROMは、Read Only Memoryの略で、基本的には読み出し専用のメモリーである。ただし、今日では制約こそあるものの書き換え可能なメモリーに対してもROMを指すことが増えており、例えばEPROM、EEPROM、そして今日ではEEPROMの派生でUSBメモリーやSSDとして使われるフラッシュメモリーが該当する。また、OSやデータを格納する場所として使われることから、ハードディスクと合わせてストレージとも呼ばれる。これらは電源を切ってもデータは消えないので、不揮発性メモリーとも呼ばれる。また、RAMが主記憶装置なのに対して、補助記憶装置とも呼ばれる。

RAMは、その性質からアプリなどのデータを保持しておくための一時的な場所になり、同時に起動しているアプリが増えると要求される容量も増えていくので、多いことに越したことはない。最近ではRAMの要求量もかなり多いため、PCにおいては最低でも8GB、できれば16GBは欲しいところではある。

ストレージにおいても多い場合は保存できるデータが増えるので、大量のファイルを扱う場合は大いに越したことはない。ただし、クラウドや外部のストレージを使うこともできるので、RAMほどは気をつける必要はないだろう。

ROMとRAMでは、用途がかなり違うので、混同することはないようにしたい。

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