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一時期と比べるとかなり利用者が減ったが、今でもMacPortsの利用者はそれなりにいるようで、開発が続けられているようだ。
MacPortsは、macOS向けのパッケージ管理ツールで、Finkに次いでmacOS向けのパッケージ管理ツールとしてはかなりの古参に当たる。当初は「DarwinPorts」と呼ばれていた。
MacPortsの特徴としては、今日では主流となっているHomebrewと比較して、ライブラリー群では極力macOSに依存しない作りになっていて、必要なものを独自にインストールしようとする傾向にある。
これは、MacPortsが管理しようとしているツール群がOSから距離を置くことで棲み分けが行われて安全性が高いという利点があるが、その分ストレージやその他のリソースを喰ってしまうという難点もある。また、操作において管理者権限を要求するため、扱いの難しさもあった。
こういった難点があったことから、多くのユーザーがより扱いやすいHomebrewに移ったが、Homebrewではシステムへの依存が強いなどの問題もあることが影響しているのか、今日でもMacPortsの開発は続いていて、一定のユーザーからの支持は続いているようである。
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