ゴミ箱からおろし器に—Mac Proがモデルチェンジ

2019年6月3日(米国時間)より、アップルはWWDC 2019を実施しており、その中で以前より噂されていたMac Proのフルモデルチェンジが発表された。コンパクト性重視のゴミ箱という愛称(蔑称?)で知られていた2013年に発表されたモデルとは対照的に拡張性を重視した形となっているとのことである。

Mac Proは、2006年より販売が開始された、プロフェッショナル向けのデスクトップ型Macで、Power Mac G5の後継に当たる。初期のモデルにおいては、筐体デザインがPower Mac G5を引き継いだもので、筐体サイズはかなり大きいものの拡張性に優れるものだった。2013年のモデルチェンジでは筐体はかなり小型化されたものの、拡張性が犠牲になったことなどが要因となって需要と供給の乖離が指摘されていたとも言われている。

WWDC 2019で発表されたモデルでは、拡張性を重視するというコンセプトがとられていると言われており、実際に筐体サイズはかなり大型化、Power Mac G5ベースとそこまで大きく変わらないレベルのように見える。また、表面の通風孔のデザインが独特で、その様子がチーズなどのおろし器のように見えると言われており、「おろし器」と呼ばれそうな状態になっている。

スペックも最大でXeon 28コア、DDR4 6チャンネル12DIMMスロット1.5TB、PCI-Express8本、Radeon Pro Vega II Duoなど、 かなりのハイスペック構成にすることもできるという。値段も5,999ドルからとなっており、かなり高価なものになっている。これは、iMac Proよりも高価な設定になっており、かなりのスペックを必要とするプロフェッショナルやエンスージアストを対象にしているといえる。

2013年のモデルチェンジでプロフェッショナル向けのMacがイマイチ性能・機能面でパッとしない時期が続いていたこともあり、今回の新モデルのMac Proは、スペック面だけなら相応のインパクトを与える可能性はあるだろう。

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