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「Dart/Flutterプログラミング入門 – Dartの初めてのプログラム」ではプロジェクトの作り方と試しに走らせてみた。ここでは、加減乗除の計算についての説明を行いたい。
加減乗除の計算を行う
加減乗除の計算は基本的には以下の記事に準ずる。
ただし、除算においては小数点数となる。もし整数として割り切れない数値を切り捨てる場合は「~/
」とする必要がある。
計算の種類 | 算数・数学の記号 | Dartで使う記号 |
---|---|---|
加算(足し算) | + | + |
減算(引き算) | − | – |
乗算(掛け算) | × | * |
除算(割り算) | ÷ | / (小数とする場合) ~/ (整数とする場合 ((割り切れない数は切り捨て)) ) |
剰余(割り算の余り) | % |
サンプルコード
void main() { print('足し算3+5の結果は${3 + 5}です。'); print('引き算7−3の結果は${7 - 3}です。'); print('掛け算3×5の結果は${3 * 5}です。'); print('割り算4÷2の結果は${4 / 2}です。 (割り切れる場合※小数)'); print('割り算4÷2の結果は${4 ~/ 2}です。 (割り切れる場合※整数)'); print('割り算5÷2の結果は${5 / 2}です。 (割り切れない場合、小数とする場合)'); print('割り算5÷2の結果は${5 ~/ 2}です。(割り切れない場合、切り捨てる場合)'); print('割り算5÷2の余りは${5 % 2}です。'); }
出力
足し算3+5の結果は8です。 引き算7−3の結果は4です。 掛け算3×5の結果は15です。 割り算4÷2の結果は2.0です。 (割り切れる場合※小数) 割り算4÷2の結果は2です。 (割り切れる場合※整数) 割り算5÷2の結果は2.5です。 (割り切れない場合、小数とする場合) 割り算5÷2の結果は2です。(割り切れない場合、切り捨てる場合) 割り算5÷2の余りは1です。
補足: 計算ルール
Dartにおいては、計算の優先順位は以下のようになっている。
- 括弧で囲まれたものが最優先で計算が行われる。括弧の内容は下記の内容に従う。
- 優先順位は乗算と除算が優先され、その後に加算と減算が行われる。
- 乗算と除算は優先度が同じ。また加算と減算も同様に優先度は同じである。
- 優先度が同じの計算記号同士の場合は、左のものが優先度が高い。
計算ルールについては、以下の記事も参照のこと。
サンプルコード
void main() { print('答えは${3 + 14 * 12 - 6 ~/ 3}です。'); }
出力
答えは169です。
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