Hyper-VのゲストPCにGNU/LinuxをインストールするときはSecure Bootの設定に注意

Windows 11 ProではクライアントHyper-Vが搭載されており、これを使って仮想環境を構築することができる。しかしながら、UEFI環境で仮想環境を構築、GNU/Linuxシステムをインストールする場合は注意が必要である。ここではそんな注意が必要なことについて書いてみたい。

まず、UEFI環境で仮想環境を構築、特に設定をいじらない状態でGNU/LinuxシステムをインストールするためにCD/DVDイメージをマウントした状態で起動しても、CD/DVDイメージから起動しない問題が発生する。

これは、Hyper-Vの仮想環境では、デフォルトの設定ではSecure BootはMicrosoft Windows(Windows 10以降)向けに設定されているためである。この設定の状態だとGNU/Linuxシステムには対応していないので起動しないことになる。

したがって、Hyper-VのSecure Boot設定を以下のいずれかから選択するか、Secure Bootを無効にする必要がある。Secure Bootを有効にした状態で起動できるかどうかはディストリビューションによるため、インストールしようとするディストリビューションのドキュメントを確認するか、一度Secure Boot有効状態で試してから、ダメなら無効化することが必要になる場合もある。

  • Microsoft UEFI 証明機関
  • オープン ソースのシールドされた VM

この設定を行うことで、GNU/LinuxシステムのインストールCD/DVDが正しく起動するようになる。

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