前回では、Javaプログラミングをするために必要になる環境の構築について説明した。環境の構築に成功すれば、プログラミングの学習の準備ができたわけなので、この項から実際にプログラミングの学習を進めていきたい。
最初のプログラム
まずは、以下のコードを書いて、作成したものを「Hello.java」というファイル名で保存しよう。((その時、どこに保存したかを覚えておこう))
[code lang=”java”]public class Hello {
public static void main(String args[]) {
System.out.println("hello world");
}
}[/code]
作成が完了したら、コマンドプロンプトを起動して、保存した場所のあるディレクトリに移動しよう ((指定したディレクトリに移動する場合は「cd hoge」(hogeがディレクトリ名の場合)、一つ上のディレクトリに移動する場合は「cd ..」)) 。そして、以下のコマンドを入力しよう。
[shell]javac Hello.java
java Hello[/shell]
これで、javacの時にエラーが表示されず、java Helloというコマンドを入れた際に「hello world」と表示されれば大成功だ。
コードの解説
1行目: 「public class Hello」から始まっている。これは、Helloというクラスを宣言するという意味で、これは「Hello」という名前のプログラムであることを意味している。詳細については後ほど説明したい。
2行目: 「public static void main(String args[])」は、publicでstaticな返り値を返さないmainというメソッド(関数)という意味であるが、通常の場合、指定されたJavaプログラムが起動した時に一番最初に呼ばれるメソッドである。つまり、今回の場合、「java Hello」とコマンドが入力された際に、一番最初に呼ばれる部分、エントリーポイントである。(String args[])は引数であるが、ここでは使用しないため、後ほど説明したい。
3行目: 「System.out.println(“hello, wotld”);」は、コンソールに「hello, world」と表示せよという意味である。括弧内の文字を入れ替えれば、実行した時に表示される文字が入れ替えたものになる。例えば、「System.out.println(“Java”)」と置き換えれば、「Java」と表示されるのである。また、最後のセミコロンはJavaにおける処理の一区切りを意味している。
4行目: 2行目の「main」の宣言終了を意味するかっことじである。
5行目: 1行目の「class Hello」の宣言終了を意味するかっことじ。
問題 ((解答は次回にて))
- 「Javaの世界へようこそ」という文章を表示するプログラムを作成しよう。
ウェブマスター。本ブログでITを中心にいろいろな情報や意見などを提供しています。主にスマートフォン向けアプリやウェブアプリの開発を携わっています。ご用の方はコメントかコンタクトフォームにて。