米アップル社は米国時間29日(日本時間30日)に、MacBook Air Mid 2014を発売するとのことである。このモデルではCPUの変更程度の小規模な更新にとどめられ、Retinaの搭載は見送られるとのことである。また、全体的に5000円前後の値下げがなされている。
MacBook Air(以下、MBA)は2008年より発売された薄型のノートパソコンで、Ultrabookと呼ばれる薄型で比較的高性能なノートパソコンのカテゴリを作った存在とも言える。当初は20万円以上する比較的高価なPCで、それほどヒットに恵まれていなかったものの、今日では一般的な作業では十分な性能と通常モデルであれば10万円前後で購入できるようになり、人気モデルとして知られるようになった。
さて、今回のMBA Mid 2014だが、今回はCPUが通常モデルでCore i5の1.3GHzから1.4GHzに、バッテリー駆動下のiTunesムービーの再生時間が1〜2時間前後伸びた程度の小規模の更新にとどまっている。インターネット上で噂されていたRetinaの搭載は今回は見送られた形となった。なお、今回の更新では5000円前後の値下げがなされており、わずかながら購入しやすくなったものと考えられる。
なお、インターネット上ではWWDCにMBA Retinaモデルが発表されるかどうかなどが噂されているが、今回の更新で実際に出るかどうかは不透明の状態であるところにはかわらないものの、期待性は下がったと考えるのが適当というところだろうか ((アップルは基本的に秘密主義を貫く傾向にあり、実際に発表されるまでは正確性に疑問がもたれると言わざるを得ない)) 。
今回の更新はこれまでの噂を考えると期待はずれだったと言わざるを得ず、既にMBAを使っているのであれば(壊れたりなどで買い替える必要があるので無い限り)将来的に発売されるだろうRetinaモデルの発売まで待ってみるというのが好ましいと言えそうだ。Retinaは不要と割り切るのであれば、このモデルを購入するというのもよいかもしれない。
MBA RetinaモデルがWWDC 2014で発表されるのか、今後発売されるのかどうかアップルの動向が注目されるところである。
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