『オービットサーガ』レビュー

注意: この記事は1年以上前に掲載されたものです。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

ゲームバンク社より提供中の『オービットサーガ』のレビューを行いたい。このゲームはとあることで異世界からスターアイランドへ呼び出されて、サマナーとしてガーディアンと共に戦っていくというソーシャルアクションRPG/防衛戦略SLGである。

ゲームの内容

基本的なゲームの方向性としてはストーリーを進めていくものと、対戦である。双方とも進攻戦と防衛戦があり、進攻戦は自キャラを操作してガーディアンを召喚したりガーディアンのスキルを使ったりしながら戦っていくモードである。対して防衛戦は敵のガーディアンあるいはサマナーの進攻をいかにして阻止していくかが目的で、自身で操作することはできない。

なお、対戦は対人でリアルタイムで行われるものではなく、進攻と防衛が明確に分かれる、大まかに言えばクラッシュオブクランのようなシステムになっている。

進攻戦

ストーリーモードの大半のステージと対戦で「進攻」を選んだ場合のモードである。

自身のサマナーを操作して、必要に応じてガーディアンを召喚したり(通常はガーディアンのアイコンをタップ)、ガーディアンのスキルを使ったり(通常はガーディアンのアイコンをスワイプ、なお、設定で召喚とスキルの操作を逆にすることも可能)しながら、すべての敵を倒してゴールまで進む。なお、ガーディアンを召喚している間は一定のコストがかかり、左下の召喚エネルギーが少なくなると召喚できない場合もある。

ガーディアンの召喚は一定時間あるいはHPが0になった時点で解除されてしまい、その時は再度召喚できるようになるまでには時間がかかるので必要に応じて召喚する必要がある。

戦闘スキル使用時は即時に効果があらわれるが、発動後も再度スキルを使ったり召喚したりするには時間がかかる。

ストーリーモードでは最終的にボスを倒してゴールまで到達、対戦ではメインアイランドのボスを倒せればクリアである。

防衛戦

自プレイヤーを操作して攻略する進攻戦とは違い、こちらは自身のスターアイランドに攻め込んでくる敵から防衛して、撃退するモードである。

こちらは島カスタムを使って、それぞれの島にコストの範囲内でパネルやガーディアン、トラップなどを組み合わせて迎え撃つように準備をする。

ストーリーモードでは一部のステージがこれにあたり、進攻してくる敵を倒せばクリアである。対戦も敵のサマナーを倒せればクリアである。

防衛戦では戦っている最中は一切の操作ができないので、どうやって防衛していくかが要となる。

感想

可愛らしく魅力的なキャラクター、比較的シンプルな操作ながらアクションRPGとしての要素と防衛戦略SLGの要素の双方が楽しめるゲームシステム、そしてより有利に進めるためのガチャや装備などのシステムなど、スマホアプリとしての要素としては十分といえる。特に攻撃と防衛の両方の視点からプレイしていくという点でかなりハマるゲームであると考えている。チュートリアルもあるほか、ストーリーモードの各ステージでは難易度も推奨ランクが目安として書かれており、サマナーやガーディアンの強さがどれくらいであれば攻略できるのかなどがわかりやすいといった意味でもそれなりに親切である。

ただ、操作性という面では致命的とまで言えるほど問題点があり、特に進攻戦ではリアルタイムにプレイしなければならない関係上、それが非常に目立った印象がある。特に左下の部分は特に縦部分の余裕があまりなく、キャラのかなり近い位置にガーディアンやポーションなどのボタンがあり、間違ってガーディアンを召喚してしまったり、スキルを使ってしまったり、あるいはポーションを使ってしまったりといった致命的な操作ミスを招いてしまっている点が大きなマイナスポイントである。特にこのゲームの場合、画面構成としてLandscape(端末を横長にする状態)でデザインを組んでしまったのが操作性の悪さにつながってしまった要因の一つになっていると考える。Portrait(端末を縦長にする)にすれば、縦方向に余裕ができるので移動などの操作ではかなり改善されるものと考えられる。軽く見通した感じ、ゲーム的にも工夫すればPortraitでも十分に対応できそうなものと考えられるが・・・。

島カスタムではリアルタイムでの操作が求められないため、パネルやガーディアン・トラップなどの移動などで、望んだ場所にパネルをおいてくれない、パネルやガーディアンなどを動かす方法が少々違和感があるなどの操作性の悪さがあるとはいえ、まだ修正がきく分マシとはいえるが・・・。

オービットサーガは前述の致命的な操作性の悪さという点に目をつぶれば、どうやったら攻略できるのか、あるいはどうやったら十分な防衛ができるのか、ゲームを進めていく上での攻略要素も十分にあるので、十分遊べるゲームであると考えている。

個人的には今の操作性の悪さが少しでも改善されることを願うばかりである。

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